ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル【アニメ紹介・レビュー・感想】

魔法少女モノとロボット物、それと法廷ものと推理ものを中途半端に合わせたような、よくわからない作品です。むしろそこが気に入りました。魔法物やロボ物に抵抗のある人でも問題なく見られる作品だと思います。刑事モノや謎解きの要素も加わっています。とにかく何でもありな感じです。

魔術を用いた事件が日常化した世界が舞台となっています。主人公の女性は被告人を弁護する弁護士(弁魔士)という設定です。弁護人ですが、なぜか戦います。巨大なロボットみたいなやつを操ったりもします。そんな作品です。

作品の印象や趣向がなんとなく「R.O.D」に近いように感じました。オリジナルアニメであり、一応物語自体は一通り完結していますが、続編を期待したくなるような作品だと思いました。

世間的には評価がいまいちの作品ですが、好きな人は本当に好きになるタイプの作品だと思います。自分であれこれ考えたり妄想しながら楽しむタイプの作品です。

最近のアニメ業界は大量消費の時代に入り、その手のアニメ作品が生まれにくくなってしまったように思いますが、このバリスタはその点、非常に優れているように思います。世界観で惹きつけるタイプの作品だと感じました。

以前紹介した「R.O.D」もそうですが、この手の作品は学生時代に見ると、とても楽しい作品になると思います。大人になってから見ても、想像力を掻き立たせてくれたり、若い頃のフレッシュな自分を思い出させてくれたりするので、個人的にはこういう作品は好きだったりします。

最近の若者はこの手の作品よりも、剣と魔法と中世ヨーロッパみたいな感じの作品を好むのでしょうか。

バリスタも一応、当時の流行りの世界観(魔術、法廷モノ)を取り入れた作品なので万人に薦められる作品となっているようにも思います。

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