フェイクニュースの蔓延は真実を無力にしてしまう

米ユナイテッド航空に無理やり降機させられたアジア人男性のニュースが話題になっています。

あまりにも衝撃的な内容だったので、フェイクニュースだと思っていたのですが、どうやら違ったみたいです。

もともとは、こちらのニュースサイト(まとめサイト?)で知った事件です。

ユナイテッド航空が過剰予約 アジア人を強制的に引きずり降ろし&暴行というとんでもない事態 – http://gogotsu.com/archives/27681

「4人ともアジア人だった」とは書かれていないという件で揉めてますね。

なお「選ばれた4人は全員アジア人だったことも判明」という本文は現在削除されています。

私はこのやり取りを見た時に「胡散臭い」なと思ってしまいました。「きっと元記事もこのサイトと同様、広告収入目当てに大げさに書かれたフェイクニュースなんだろうな」とも思いました。

フェイクニュースでは、一般的な事件を大げさに改変して、全く異なる嘘の事件として取り上げることが多いのですが、今回のニュースもそれと同じようなものなのだと思い込んでしまいました。そのため一次ソースも読まないまま、真実のニュースを嘘のニュースと決めつけていました。

ただ最近、比較的信頼のできるニュースサイトで、ユナイテッド航空関連のニュースを頻繁に目にするようになって「どうもあのニュースはフェイクニュースじゃなかったようだ」と気づき始めました。

これは完全に、私の勝手な思い込みだったわけです。そして、フェイクニュースが蔓延する現代では、本当のニュースと嘘のニュースを見分けることがとても難しくなってしまっていることに気付かされました。

今まで、ニュースは「正しいものがほとんど」、「きちんと検証されたものがほとんど」だと思い込んでいましたが、フェイクニュースの登場によって、「ニュースというのは、デタラメなものや間違ったものがほとんどで、我々は疑いの目でもってそれらの情報を自らの力で精査しなければならない」、そういう時代になってしまったのだと実感しました。

嘘が当たり前という風潮によって真実が簡単には受け入れられない時代がやってくるとしたら、それはとても生きづらい世界だなと感じる今日この頃です。

追記

フェイクニュースだとわかっていても、アクセス数目当てに嘘ニュースやデマ情報を自身のニュースサイトや、まとめサイトで取り上げてしまうような流れが今後生まれてくると予想できます。今までは個人が拡散していたフェイクニュースを、今度は組織や団体が、意図的または無意識のうちに二次拡散してしまう時代がやってくるかもしれません。

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