「ねねっち」と「なるっち」の読書量に関する考察

TVアニメ「NEW GAME!!」の第11話で桜ねねと鳴海ツバメが所持していたプログラミング関係の書籍が気になって仕方ない。

ねねっちの本棚にはなんと「Perl」と「Groovy」の書籍が並んでいる。C言語とC++では飽き足らず、スクリプト言語やマニアックな言語にまで手を出し始めたわけか。この娘、相当な言語オタクである。

ほかにもK&Rのアンサーブックと思わしき書籍が並んでいる。つまりあのC言語使いのバイブルとも言われている「プログラミング言語C」(通称K&R)にも既に取り掛かり始めているというわけだ。他にも確率統計やアルゴリズム関係の専門書も嗜んでいるようだ。なんとも恐ろしい幼女である。

それに対して、「なるっち」こと鳴海ツバメの本棚は実にミニマルである。「独学C++」や「詳解C++」「ゲームプログラマのC言語」等、堅実な定番物のみを厳選しているような印象を受ける。

この演出は、なにもねねっちだけが勉強熱心で、なるっちが怠慢だということを表しているわけではない。

ねねっちとなるっちの読書量の違いは両者の成熟度の違いを表している。NEW GAME!!のこの芸の細かさはプログラマ目線で見ると実に面白い。

ねねっちは職業プログラマとしては未だ成熟していないため、沢山の本を読んで学んでいる段階にある。なるっちはプログラミング歴は長いので基礎は出来上がっているのだろう。だから本棚には網羅的な定番書や中級者向けの技術書ばかりが並んでいる。日経ソフトウェアらしき技術雑誌が置いてあるのは、応用技術や最新技術をキャッチアップする段階にあることを表している。

ただ、実際の両者の仕事ぶりを見ていると、ねねっちは努力家というよりは天才肌に近い印象を受ける。努力を努力と思わず何でもそつなくこなすタイプだ。むしろ、なるっちの方こそ本当の意味での努力家なんだと感じさせられる。努力を自覚していたからこそ、ねねっちの姿勢が許せなかったのだろう。

ちなみに、ねねっちが沢山の本を読んでいるのは、なるっちを見返すためという意味合いも大きいのかもしれない。あの大量の本はねねっちの、ひたむきで前向きな姿勢を表しているのだ。

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