行き詰まった社会でテロが起こるのは宿命

昨今の政治へのテロ行為に対して、民主主義と選挙の大切さを声高に叫ぶ者たちの反応がしばしば見受けられる。

「投票ではなくテロで社会を変えようとする国民は文明的ではない」だとか、「野蛮だ」などと言われているけれど、今更それを言っても遅いのではないか。

投票で社会が変わらないことが分かってしまったから、その「結果」として、人々が「行動」するようになったという、その現実を直視するべきではないか。綺麗事だけでは社会は変わらないことに、とうとう気づかれしまったのだ。事件が起こらないと社会が変わらないという「事実」に、人々は気づいてしまったのだ。

革命は社会の宿命だ。
悩み考え抜いた結果の行動であれば、それはもはや野蛮どころか理性的とさえ言える。
人々を行動へと駆り立てた政治や社会こそが野蛮な存在なのではないのか。

政治に対するテロは、政治家にとっては痛手となるが、国民にとっては希望でしかない。

政治家は犠牲者が出ていない今のうちに社会を良くするために動き出せばいい。

政治が怠惰を続ければより重大なテロが起こる。
日本の政治は大きな転換点に立たされている。

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