民衆から搾取した金で行く宇宙は楽しいか?

「労働者から搾取した金で行く宇宙は楽しいか?」

1%の富裕層が世界の50%以上の富を握っているこの世界の現状を直視するたびに、私たちは自分たちが金持ちの幸せを満たすために生きる奴隷であることを自覚させられる。

繁殖キットの中で働くことしか知らず、ただ観察され続けるだけの下位生物のような有様を自覚しても、私たちにはなすすべがない。

持たざる者たちが消費すれば消費するほどに、働けば働くほどに、持てる者たちは笑顔になってゆく。

租税回避と政治の腐敗によって富の再分配が十分に果たされることはなく、格差の実感は日に日に増してゆくばかりだ。

「働かないで食う飯は美味しいか?」

たしかに働かないで食べる飯は美味しいし、
全力で働いた後に食べる飯はもっと美味しい。

けれどもそれらが長く続けば、いずれもその美味しさを実感することはできなくなる。

結局は、働き過ぎずに穏やかな日常の中で食べるご飯がいつまでも美味しいのだ。

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