プログラマが本当に求めてるのは新言語ではなく既存言語の進化だ

プログラマが本当に求めているのは新しい言語や奇抜で斬新な言語の出現ではなく、既存言語のバージョンアップや進化ではないだろうか。JavaもC言語もPHPも、そろそろドラスティックな改変が必要な段階に来ているように感じる。もっとPython 3やObjective-C 2.0を見習うべきではないだろうか。

2012年のモダンObjective-Cみたいに、モダンJavaやモダンCの流れが出てきてもいいと思うのだ。それができないから、新言語が出てくるのかもしれないけれど、今日の新言語フィーバーは少し異常すぎる気もする。

なんでもかんでも新しいものを作ろうとはせずに、もっと既存の物をより良くするという考え方も大切なのではないかな。

追記

職業プログラマからすれば、新しい言語を学ぶというのは相当面倒な作業でリスクも高いんですよね。SI業界ではこの考えが顕著になると思います。

JavaやC言語が業界標準になれたのには、やはり言語仕様が安定していたことが大きかったのだと思います。破壊的な仕様変更が少ないことに加えて、新機能の追加が少なく保守的な所もこの業界にとっては都合が良かったのでしょう。

ただ今後は言語離れを食い止めるために、保守的な言語も意外なほどドラスティックに機能追加や仕様変更を行うようになったりするかもしれません。

OracleのJavaはこの5年間で大きな動きを見せてくれましたが、代替言語や次世代言語が出てきたことによる焦りもあったのでしょうか。

代替言語の台頭によるユーザ消失のリスクが、既存言語への機能追加や仕様変更によるリスクを上回る時代がやってきているのかもしれません。

なお今後の新言語には奇抜さや斬新さよりも、まず既存言語との高い互換性や協調性が求められるようになっていくのではないでしょうか。

そういう意味では、Swift言語やGo言語はやり過ぎな感があって少し引いてしまうのですが、逆にHackやTypeScript, Dart, C++,あたりの言語は既存の文化を尊重する姿勢が見られる分、保守的なプログラマの間でも採用はしやすくなるように感じられます。D言語やC#も、わりとそちら寄りの言語だと感じます。

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