Chrome使用中にCPU使用率が100%を超え、パソコンが重たくなったり、もたつくようになる事がありますが、そのような場合は一度Chromeを再起動すると直るかもしれません。
再起動後、安定化するまでに少し時間が掛かるようです。
おそらく自動アップデート周りの不具合が原因かと思われます。
実際、Chromeは今回かなり大きなアップデートを行ったようで、Mac版のChromeではマテリアルデザイン/フラットデザインやウインドウのすりガラス効果に対応しました。
かなり大きなアップデートであるため、自動アップデート周りで不具合が生じてしまったのではないかと思われます。「kernel_task」のCPU使用率も100%以上のかなり高負荷な状態が続いていました。
アップデート後の環境
Chrome Version 52.0.2743.116 (64-bit Mac版)
不具合詳細
複数タブの同時読み込みや動画の再生時など、処理負荷の高い操作を行うとCPU使用率が99%を超える。 「Google Chrome Helper」と「kernel_task」が共に高負荷。kernel_taskについてはCPU使用率200%超えというかなりエキサイティングな状態。
動画を一時停止しても直ぐにはCPU負荷が下がらない。ブラウザをしばらく放っておけばCPU使用率が次第に下がっていく。
再起動後、マテリアルデザイン版の最新Chromeが立ち上がるが、動画閲覧時にCPUが高負荷になる問題は解決せず。
1時間ほど時間をおいていから再度動画を閲覧した所、CPUが高負荷の問題は解決していた。
備考
今回のアップデートでBack Space
キーやdelete
キーによるブラウザの「戻る」機能が使えなくなってしまいました。Macの場合は代わりにショートカットキー⌘ + [
または⌘ + ←
で代用する必要があります。Windowsの場合はショートカットキーAlt + ←
で代用します。
最新版Chromeの感想
マテリアルデザインというよりはどちらかと言うとフラットデザインに近いUIデザインになったように思います。スキューモーフィズム時代から引きずっていた丸みの強いUIが完全に無くなりましたし、オブジェクト同士の境界も若干曖昧になった印象です。 ただその代わりに文字色やボーダー、白色の背景色等で重要な要素を目立たせる工夫がされており、若干iOS 7〜iOS9時代のフラットデザインに近い印象も受けました。