フェミニストに「これも社会を変えるためだから」と言われながらボコボコに殴られ続ける岡村隆史が不憫でならない。
何度も謝罪したのに、いつまで要求を増やし、誹謗中傷を繰り返し、彼を追い詰め続けるつもりなのだろう。
当事者のためではなく、正義のためでもなく、ただ自分たちが不快だから叩き続けているのではないか。
これはイジメと変わらないと思う。
問題発言をした番組とは別の番組の降板を求めるというのも政治的で行き過ぎている。
チャンスとばかりに岡本を晒し上げ、社会的気運を醸成するための犠牲を強いている。
これは「見せしめ」や「私刑」という制裁ではないか。
他人の不幸を憂いでいた人間が、他人の不幸と破滅を求めている。
文明人のすることではない。
中世の野蛮な群衆と同じことをしている。
こうでもしないと社会は変わらないとか、
苦しみを理解してほしいだけだとか、
過激なことをすれば社会が向き合ってくれるとか、
本気でそんなことを信じているのだろうか。
それはテロリストやメンヘラの論理ではないか。
あなたたちは、ただ不快なものを叩く口実を探し続けるばかりで、決して前に進もうとはしない。※1
これでは左翼的な社会運動と何一つ変わらない。
いい加減に拳を振り上げるのは止めて、現実の問題と向き合い始めるべきではないか。
漫画やアニメよりもバニラ求人やパパ活・ホスト業界のほうが性的搾取を助長している
※1 もっともフェミニストたちはこの問題への対応として、岡村隆史を起用したフェミニズム番組の制作をNHKに要求している。女性の貧困問題とフェミニズムへの理解を求める番組である。そして自分たち当事者を監修として起用してほしいと要望している。当然、報酬の支払いを前提とした協力とのことで、さながら利権獲得の様相を呈している。
しかしそれを何故、問題発言を行ったANNならともかく、NHKに要求するのだろうか。わざと無理筋な要求をして、形だけ前に進んでいる素振りを示しているだけなのではないか。「フェミニストは口だけ出して何もしない」という類いの指摘に対する反論として打ち出しているだけではないのか。わざと無理な要求を言って、その要求に答えなかった相手の不誠実さに付け込もうという、ヤクザ的な魂胆が透けて見えてしまう。
差別に溢れる社会構造を変えるための行動を岡村氏らに求めていると言うが、本来それをするべきは岡村よりもまず、あなた達の方だったのではないか。
はたして彼らには、本当にこの問題と向き合う気はあるのだろうか。本当に問題と向き合うつもりがあるのなら、駆け引きなんてせず、着実な方法を模索していくべきだろう。
今まで自分たちがやってことなかったことに、ようやく向き合い始めた、その姿勢には素晴らしいものある。だからこそ、たとえ番組が実現されなくとも、自分たちで記事を書くなりして、問題に取り組み、前に進んでもらたいものである。
口を出すばかりで行動しなければ意味がないし、他人の行動を求めてばかりいては何も始まらない。
あなた達は口を出すばかりだった。