El Capitanのライブ変換は長時間使っていくと動作がもたつくようになります。変換が入力に追いつかなくなり、カクカクとした遅い処理になるのです。
ライブ変換をオフにしても重いままであるため、どうやら日本語入力プログラムそのものに問題がありそうです。
OSX付属の「アクティビティモニタ.app」で日本語入力プログラムのメモリ使用量を確認したところ、500MBものメモリを消費していました。
解決方法
この手の問題はOSの再起動で直ることが多いですが、OSの再起動が困難な場合は、日本語入力プログラムの再起動を行うと良いです。
若干ワイルドな解決方法ですので初心者にはオススメしません。自己責任で行いましょう。
直近の変換履歴は消失します。
アクティビティモニタを起動
Mac標準の「アクティビティモニタ.app」を起動します。一覧から「日本語入力プログラム」項目を選択し、左上のバツボタン×
を押します。「このプロセスを終了してよろしいですか?」と聞かれるので終了
ボタンを選択してください。
強制終了ではなく、終了を選択してください。
この後、日本語入力プログラムは自動的に再起動します。
推測
今回の問題はYosemiteで起こっていた以前のような問題とは若干性質が異なる物のようです。
前回は描画システムの側に問題がありましたが、今回はメモリ使用量からわかるように、「日本語入力プログラム」自身に問題がありそうです。
事実「日本語入力プログラム」はバックグラウンドに未使用のウインドウを大量保持しています。おそらくこれは変換候補一覧用のポップアップウインドウなのでしょう。ウインドウ生成やリスト更新によるタイムラグを回避するために、単語別にウインドウや変換リストをキャッシュしている可能性が考えられます。それらのキャッシュが一定数を超えたことによって、逆にパフォーマンス上のボトルネックが生まれてしまったのでしょう。
逆に単語を手動変換しなければ、これらのキャッシュは作られないということになりますから、この問題が一般化するかしないかはある意味、ライブ変換の精度にかかっていると言えます。
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