ポリコレは強者に利用される|格差社会のスケープゴート

この過酷な格差社会においてさえも、人々は大衆を搾取する者たちの存在には目もくれず、差別の問題にばかり夢中になっている。

人々の関心が差別意識へと向けられ続けることを最も強く望んでいるのは誰なのだろう。

正義や人権を求める現代の潮流が権力者に都合よく利用されている可能性を考えたことはあるだろうか。

大衆の不満の矛先が自分たちの元に向かわないようにするために、富裕層や権力層が人々の不毛な対立を故意に煽っているという可能性を考えてみてほしい。

人々の分断が広がることによって最も得をするのは権力者と生産者である。活動家やメディア、多国籍企業、映画業界もまた差別意識の恩恵に預かる存在であると言える。支配階級の者たちは今も安全地帯から争い合う群衆を悠々と眺めている。

問題は、この残酷な支配構造が権力者による意図的なものか否かではなく、大衆が正義を求める過程でその構造が必然として生まれ、それが政治的に都合よく利用され、あまつさえその永続に大衆自身が無自覚に加担してしまっているということである。

もしも政治的正しさを始めとする昨今の正義が、差別を無くしてくれる存在などではなく、差別や偏見を助長し温存させるだけの存在でしかなかったとしたら、我々は自分たちが行っていることの意味を問い直さなければならないだろう。

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“我々が不毛に正義を主張し合っている間にも、格差は広がりを増し、富裕層は私腹を肥やし続けている。このままでは彼らの思う壺だ。”

“人々は行き場のないフラストレーションの矛先を偏った方向へと向けてしまっている。現代に広がる憎しみや不寛容さの元凶は人々の心の余裕を失わせた格差社会の中にこそ存在しているのではないか。”

“実のところ、フェミニズム運動によってもっとも得をするのはネオリベラリストたる資本家である。専業主婦が減り、独身の弱者女性が増え、男性を敵視する生涯独身女性が増えれば、その女性たちを労働力として確保できる。経済的搾取が可能となる。家庭や子供との時間を諦めた彼女たちのリソースを、自分たちに都合の良いように利用することができるのだ。”

“フェミニズム運動によって仕事に打ち込む女性が増え、少子化が進み、男女の対立も深まっている一方で、お金のある恵まれた資本家や富裕層は仲良く子供を生んで幸せな家庭を築いている。これこそが新自由主義者たちの目指した格差社会ではないか。優秀な人々だけが子孫を残し、劣等な者たちは彼らを支えるための奴隷となったのだ。”

“燻る炎に風を送って大きな煙を立てようとする者たちもいる。活動家や多国籍企業が自らのマーケティングと金儲けのために、人々の対立と分断を煽っている。差別を問題視する側の人たちが差別を利用してしまっている。弱者のためと言って人々の正義感と対立を煽っているが、それは戦争を煽ることと何が違うのだろう。彼らは問題提起などと言って、無責任なやり方で人々を扇動しようとするが、本当に差別を無くす気があるのなら、こんな危ない真似はできないはずだ。人々は差別を利用することしか考えていない。”

“彼らが求めているのは、寛容や多様性に溢れた社会ではなく、一時の正義感と優越感を満たすための慈悲ポルノでしかない。ポリコレは人々の優劣を無責任に可視化するだけして、結局はその構造を変えることなく常態化させ、人々の反感と対立を煽り、弱者と強者の地位を固定化してしまう。”

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