性欲は芸術|滅びゆく男たちは子育てではなく創作活動に励むべき

世の男性はすべからく創作活動を通して己の性欲を昇華すべきである。

思うに、男性の性欲というのは女性への羨望に基づいた存在でもあるのではないだろうか。

おそらく男性は生命を産み落とすことのできる女性という絶対的な存在を前にして、日々悶々とした焦りのようなものを感じているのだろう。そして多くの男性は性行為を通してその焦燥感ひいては女性に対する憎悪ともいえる感情を発散し解消しようとしている。

男性は女性という存在を意識せずにはいられない生き物であり、それは女性にとらわれた哀れな存在であるとさえ言える。あまつさえ男性たちは女性のために人生の大半の時間と労力を捧げ、争い合っている。

生殖を志向しない者たちは、その本能に抗い、創造物を生み出すことを以って、それらの行為を代替するべきではないか。人生の限りある気力と情熱は他者を蹴落とすためではなく他者を救うために使うべきなのだ。

性欲は芸術である。

マスではなく絵や曲や文をかくべきである。

数学でも科学でもいい。なんなら人類を滅ぼす人工知能だっていい。女装をしてなりたい自分を表現するのも構わない。駅前によくいるような変わったおじさんになって世間をざわつかせるのもよい。

そして自分の生きた証を残すのだ。

この世界の記憶の中に溶け入り、その存在を永遠のものとせよ。

創作は滅びゆく遺伝子とその宿主が死への恐怖に対抗し生の充足を得ることのできる唯一の手段である。

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